労働者の疲労蓄積度チェックリスト

厚生労働省では平成16年6月に、過重労働による健康障害を防止するため、労働者の疲労蓄積度を判定できるチェックリストを作成し公表しています。労働者本人が自己診断するものと、家族が判定できるものと2種類あります。

最近1か月の勤務の状態や自覚症状についての設問に答えると判定結果が出ます。労働者自身や家族から見て、疲労の蓄積度を簡単に判断できて積極的な健康管理につながることが期待されています。

疲労が蓄積すると心身の健康状態の低下を招き、健康障害を引き起こすことがあるので、個人の裁量で改善可能な項目については、自分でそれらの項目の改善を行うことが必要です。それ以外の項目では、上司や産業医等に相談して、勤務の状況を改善するように努力するようにします。

疲労の蓄積を防ぐためには、本人と家族で働き方と休養について話し合ったりして改善を心がけることが大切です。仕事以外のライフスタイルに原因があって自覚症状が多い場合もあるので、睡眠や休養などを見直すことも必要になります。

疲労度蓄積チェックはWebから行うことができます。

中央労働災害防止協会 http://www.jisha.or.jp/web_chk/td/index.html