職場のメンタルヘルス

企業のメンタルヘルス問題の現状

IT企業、エレクトロニクス関連の技術系の会社では、うつ病を患っている人が社員の5%ぐらいいるそうです。こういった業種を選ぶ人は、もともと営業など人間関係が苦手なので、できるだけ人間関係のストレスが少ない技術系を選んでいるということも関係して…

残業時間とメンヘル不調の関係

残業時間と疲労感・抑うつ傾向の関係を検討した報告が、労働政策研究・研修機構より発表されています。それによれば、残業時間が長くなるにつれて「一日の仕事で疲れ、退社後何もやる気になれない」と回答した人の割合は増加し、抑うつ傾向も高まることが明…

遅れている職場復帰の支援体制

事業所におけるうつなどの精神疾患による休職者数の増加が近年では大きな問題となっています。社会経済生産性本部が2008 年に行った調査では、「心の病」が「増加傾向にある」と回答した企業が56.1%あったそうです。これは、同本部が2006年度に調査した結果…

精神疾患の労災認定の増加

1999年9月に『心理的負荷による精神障害に係る業務上外の判断指針』が公表されてから、精神疾患の労災申請は年々急増しているのだそうです。また、過労や職場でのストレスからうつ病などの精神疾患となり、自殺に至る「過労自殺」も増加しています。 厚生労…

EAP〜従業員援助プログラム

EAPとは、Employee Assistance Programの略称で、「従業員支援プログラム」と訳されます。アメリカで、主にアルコール依存症の問題を解決するために発祥、展開してきましたが、最近日本でも徐々に認知度が高くなってきています。企業の社員および家族に対す…

職場の健康診断時にストレス症状の確認

9月に、厚生労働省が「職場におけるメンタルヘルス対策検討会」の報告書を公表されています。その中で、一般定期健康診断に併せ、医師がストレスに関連する症状・不調を確認することを中心とした、新たな枠組みが提言されています。メンタルヘルス不調者が…

労働者の疲労蓄積度チェックリスト

厚生労働省では平成16年6月に、過重労働による健康障害を防止するため、労働者の疲労蓄積度を判定できるチェックリストを作成し公表しています。労働者本人が自己診断するものと、家族が判定できるものと2種類あります。最近1か月の勤務の状態や自覚症状に…

労働者の心の健康の保持増進のための指針

厚生労働省では、労働者のメンタルヘルス対策を実施するために、平成12年8月に「事業場における労働者の心の健康づくりのための指針」を策定していますが、平成18年に新たに「労働者の心の健康の保持増進のための指針」と改定しています。 ポイントは下記の…

メンタルヘルス・マネジメント検定試験

働く人たちの心の不調の未然防止と活力ある職場づくりをめざして、職場内での役割に応じて必要なメンタルヘルスケアに関する知識、技術、態度を習得することを目的とした検定試験があります。大阪商工会議所が主催している「メンタルヘルス・マネジメント検…

職場のメンヘルが問題になっている理由

今、職場のメンタルヘルスが話題になって企業は対応を求められています。その理由のひとつは、メンタルヘルスともっとも関係が深いといわれている、過労死や過労自殺の労働災害認定数が増え続けていることです。そして、厚生労働省が5年ごとに行なう1万人以…