2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

女性のメンタルヘルス③

心の病気には、その疾患によっては男女の差があることがわかっています。うつ病では、若いころと中高年期においては、女性がかかる割合が多いとされています。特に出産を経験すると、ホルモンバランスの関係で「産褥期うつ病」にかかる場合があります。乳が…

ストレスを軽減する②ストレスマネジメント

自分のストレスに気付いたら、ストレスマネジメント(ストレス管理)をすることで、メンタル面の不調を回避することができます。ストレスをためこまないためには、なにごとも自分一人で抱え込まないことです。家族や友人、職場の同僚や上司など、周囲の人たち…

ストレスを軽減する①ストレスに気付く

ストレスを過度にためこまず、ストレスとうまくつきあっていくためのコツのひとつは、「自分のストレスに気づく」ことです。まず、心の不調としてのストレスのサインに気付くことが大切です。サインが出ているのにそのまま放っておくと、ストレス性の疾患な…

自立支援医療(精神通院医療)

うつ病や統合失調症など、精神科の病気で治療を受ける場合、長期に通院しなければならない場合も多く、その経済的負担は少なくありません。そのために、医療費を公費で負担する制度があります。精神科の病気で治療を受ける場合、外来への通院、投薬、訪問看…

遅れている職場復帰の支援体制

事業所におけるうつなどの精神疾患による休職者数の増加が近年では大きな問題となっています。社会経済生産性本部が2008 年に行った調査では、「心の病」が「増加傾向にある」と回答した企業が56.1%あったそうです。これは、同本部が2006年度に調査した結果…

精神疾患の労災認定の増加

1999年9月に『心理的負荷による精神障害に係る業務上外の判断指針』が公表されてから、精神疾患の労災申請は年々急増しているのだそうです。また、過労や職場でのストレスからうつ病などの精神疾患となり、自殺に至る「過労自殺」も増加しています。 厚生労…

EAP〜従業員援助プログラム

EAPとは、Employee Assistance Programの略称で、「従業員支援プログラム」と訳されます。アメリカで、主にアルコール依存症の問題を解決するために発祥、展開してきましたが、最近日本でも徐々に認知度が高くなってきています。企業の社員および家族に対す…

裁判員の心のケア

最高裁は昨年6月に、「裁判員メンタルヘルスサポート窓口」を設置しています。電話とメールで24時間相談ができ、臨床心理士らによる無料のカウンセリングも受けられることになっています。今年7月末までに裁判員に選任されたのは5224人で、補充裁判員…

職場の健康診断時にストレス症状の確認

9月に、厚生労働省が「職場におけるメンタルヘルス対策検討会」の報告書を公表されています。その中で、一般定期健康診断に併せ、医師がストレスに関連する症状・不調を確認することを中心とした、新たな枠組みが提言されています。メンタルヘルス不調者が…