2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

摂食障害

摂食障害は、食べることが楽しいと感じられなくなってしまう精神的な疾患です。その種類は、拒食症・過食症・そして特定不能の摂食障害に分けられます。拒食症は、主に思春期の女性がかかりやすく、どちらかといえばやせていると思うような人でも、太ること…

老年期のメンタルヘルス

老年期に入ると、脳の老化が進むことにより、認知症がおこりやすくなります。80歳以上の人口では、かなりの部分が認知症の症状を示すといわれています。また、脳梗塞後の麻痺などに代表されるように、身体の不自由さも加わってきます。認知症を完全に予防…

中年期のメンタルヘルス

中年期とは、40代半ばから50代ぐらいの時期で、体力的な衰えが目立ち始め、無理が効かなくなります。成人病・生活習慣病の好発時期であり、女性は閉経期を迎え、更年期障害などの不調が目立ちます。夫婦間では、お互いへの関心が薄かったり、子供が思春期を…

思春期のメンタルヘルス

ちょうどおとなとこどもの端境期にあたる思春期(中学生〜20歳くらいまで)は昔から「反抗期」ともいわれ、情緒が揺れ動く時期です。以前から、非行、不登校、家庭内暴力などの問題が噴出していた時期で、最近では「17歳問題」「キレる若者」「リスカ(…

解離性障害

解離とは、「過去の記憶、同一性と直接的感覚の意識、そして身体運動のコントロールの間の正常な統合が一部、または完全に失われた状態」とされています。従来はヒステリーと呼ばれていたもので、転換型ヒステリー、解離型ヒステリーに分けられていたもので…

適応障害

適応障害は、ある社会環境においてうまく適応することができず、様々な心身の症状を呈する症候群です。職場不適応や登校拒否など言われています。進学、独立、結婚など、重大な生活上の変化に対応できず、勉強や仕事などが続けられなくなります。人は、外界…

ひきこもりの背景に精神疾患

現在日本では、現在全国の約26万世帯でひきこもりの子供がいると推計されるそうです。「ひきこもり」の若者に対して厚生労働省の研究班が調査したところ、専門施設に相談してきた「ひきこもり」に悩む人の3分の1が、統合失調症など薬物治療を必要とする…

境界性パーソナリティ障害

境界性パーソナリティ障害は、若い女性に多くみられる心の病気です。「境界」とは、同じく心の病気である「神経症」と「統合失調症」の境界にある症状であることに由来しています。境界性パーソナリティ障害では、感情のコントロールに問題が生じるため、感…

現代社会と家族の危機

現代家族は、離婚の増加や育児不安、自動虐待、不登校、家庭内暴力、ドメスティックバイオレンス、高齢者虐待など、数えたらきりがないほど多くの問題をかかえるようになっていて、現代家族は危機的状況にあるともいわれています。家族は社会の一番小さな組…