子供の受動喫煙がメンタルヘルスに悪影響

親など周りにいる人がタバコを吸うことで「受動喫煙」にさらされる子どもは、そうでない子どもに比べて精神面で問題が多くなる傾向が、英国で実施された研究で明らかになったそうです。

 ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)のチームが、英国に住む4−8歳の子ども901人を対象に、唾液などから受動喫煙の度合いを調べ、子どもの親にアンケートを実施したそうです。

その結果、平均すると、受動喫煙の量が多い子どもほど、多動性障害や行為障害など精神的な問題を抱える傾向にあることが分かったということです。しかし、受動喫煙が子どもの精神面にどのように悪影響を及ぼすのかは、今後の研究課題のようです。

受動喫煙については、11月に世界保健機関(WHO)が、受動喫煙による死亡者数を発表しています。世界全体で毎年60万人に達するとの推計されるそうです。そのうちの16万5000人が、5歳未満の子供が占めるとみられているようです。

心臓病やぜんそく、肺がんなどの病気を引き起こす原因になるのはもちろんのこと、メンタル面でも悪影響を及ぼすとなれば、子供を持つ親は禁煙するか、絶対に子供の前では吸うべきではありませんね。


MSN産経ニュース記事より http://sankei.jp.msn.com/life/body/101209/bdy1012091945001-n1.htm