こころの体温計

神奈川県の厚木市で、1月15日に自殺予防対策の一環として、携帯電話とパソコンを使用して簡単にメンタルヘルスチェックができるシステム『こころの体温計(通常モード)』を導入したそうです。また同時に、全国初の、家族が身内の心の状態を診断することのできる『家族モード』の供用を開始したとのことです。

このシステムは、東海大学医学部付属八王子病院健康管理センターの1日人間ドック受診者用に開発した『メンタルチェック』をベースとしたもので、人間関係や住環境、睡眠状況についてなど、計13問の質問に答えることで、回答者の心理を判定できるというものだそうです。判定結果は、金魚や猫などのキャラクターの表情で確認することができるそうで、判定結果に応じて相談窓口の紹介も行われます。

神奈川県では厚木市のほかに、相模原市平塚市秦野市の3市で『通常モード』を既に導入しているとのこと。

体の病気と違って心の病気は、本人も家族も「調子が悪いな」と思っていても、なかなか病院を受診しづらいものですが、まずは手軽に自己診断できるこのようなツールを使えば、病院の受診や相談窓口への相談に結びつくきっかけになるのではないでしょうか。


タウンニュース 記事より  http://www.townnews.co.jp/0404/2011/01/21/89244.html